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学校での出来事
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作者:張省言 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004/7/6 8:22:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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![]() 張春雪は小学校4年生です。最近、学校での一連の出来事が彼女を悩ませているようです。 春雪は去年の担任の高橋先生が大好きでした。高橋先生は優しく、しかし勉強の面では厳しく指導してくれて、しかもクラスのみんなと仲良しでした。 しかし、今年から新しい担任の先生に替わってしまったのです。この先生は宿題も出さないし、クラスのいたずらっ子も大目に見逃してしまいます。 クラスの秩序はすっかり乱れてしまいました。特に最近、クラスの何人かの男の子たちが、よく一緒に女の子をいじめているのですが、担任の先生はいつも知らないふりをしています。 春雪は高橋先生のことを懐かしく思っていて、ある日同級生に「高橋先生がまだ私たちの担任だったらいいのになあ。」と言ってしまったところ、それが担任の先生の耳に入ってしまったようでした。 それからというもの、春雪の悩み事がぞくぞくと出てきたのです。ある日、昼食の時間に、春雪はどうもご飯をそのまま食べられなくて、味噌汁をご飯にかけて、「ぶっかけ飯」にしたのです。 あるいたずらっ子は、すぐそばで大きな声で「張さんの食べ方は気持ち悪い!」と叫んだのです。彼の仲間もそれにのって、春雪の席を囲んで「張さん気持ち悪い!」とからかい始めました。結局春雪は昼食を食べることができませんでした。 誰かが、その出来事を担任の先生に報告しました。午後、担任の先生が授業で「誰が張さんを気持ち悪いと言ったの?」とクラスのみんなに聞きました。 すると6人の男子が、自分たちがやったと認めました。これで先生はきっと彼らを注意するだろうと、春雪は思ったのです。 しかし、先生は彼らに何も注意する言葉を言いませんでした。それどころか、先生は続けて言ったのです。「他に張さんが気持ち悪いと思っている人いますか?」と、煽るような聞き方をしたのです。 クラスの生徒は、先生に全く責める気がないと見て、つぎつぎと立ちました。全クラス32人のうち、座ったままでいたのは春雪以外に、男子生徒1人と女子生徒2人だけでした。 座っていた男子学生は、普段自分の意見をきちんと持っていて、無理にみんなに合わせるようなタイプではありませんでした。 2人の女子生徒たちは、ふだん春雪と遊ぶことがないのであまり知らない子たちでしたが、ただ彼女たちが仲が良いということだけは知っていました。 先生は2、3回同じ質問を繰り返しましたが、その3人が立つ意思がないと見ると、仕方なくやっと「座りなさい。」と言ったのです。 ついでに、「これからは同級生の悪口を言わないでくださいね。」と軽く一言でこの件を済ませてしまったのです。 この日から春雪はとても落ち込んでしまいました。すべて自分が悪いと思ってしまったのです。家では、味噌汁をご飯の上にかけるのは、行儀が悪いからよしなさいと、いつもパパに言われていたのです。 今日の事を春雪はパパに隠すことにしました。しばらくしてママは春雪が何かおかしいと気づきました。あと1週間で春休みに入るのに、春雪はこの頃学校に行くのを嫌がっているみたいです。しかも、急に引越ししようとママを急き立てるのです。 ママは、学校で何かあったのかと春雪に聞きました。春雪はようやくこの間の出来事をママに打ち明けました。ただし、パパに言わないでという条件付きでした。 春休みに入りました。ある日、春雪が外で遊んでいる時、ママはパパに引越しのことを切り出しました。パパが何故?と聞くと、ママは、春雪のために良い環境を作ってあげたい、いじめのないところに引っ越してあげたいと言ったのです。 春雪は外から帰ってきました。ずっと春雪の帰りを待っていたパパは、春雪にその日のことを詳しく聞いたのです。春雪の話が終わってから、パパはこう言いました。 翌日、パパが仕事に出かけた後、ママは学校に電話をしました。二回も電話しましたが、あいにく校長先生は不在でした。 そうしていよいよ新学期が始まりました。今度の新しい担任の先生は、前の先生よりずっと良い人そうです。この先生は説得力があり、勉強の面も重視しています。それに、クラスの生徒もたくさん入れ替わりました。
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