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バイト冒険

作者:忍之  来源:贯通论坛   更新:2004-7-9 10:54:00  点击:561  切换到繁體中文

 

 工事現場
 この中小企業の工事現場には数十人の日本人が集まっていました。僕と三木さんだけが中国人で、彼ら日本人の指示に従って、最も技術を必要としない仕事、つまり
最も重くて体力の必要な仕事
をすることになりました。
 仕事の内容を具体的に言うと、コンクリートの壁に直径10センチほどの穴を開けることです。僕は、かつて「上山下郷」の「土插隊」(前者後者ともに文化革命の時期に、都市の学生達が農村に行き肉体労働に参加したことを指す)を経験したことがありましたが、兵士や建設工のことを経験したことはありません。
 今日は軍営に入って建設工の仕事を体験することができると思うと、それだけで
ワクワクしました

 
 しかし4メートルほどの梯子に上り、20キロもあるエア・ドリルを持ったまま、硬い壁に穴を開けていると、今すぐにも梯子から落っこちてしまいそうになり、
全身冷や汗びっしょり、
さっきのワクワクした気分もすっかりどこかへ消え失せてしまいました。
 「これは普通のバイトなんかじゃないぞ!まるで命がけの危険極まりない仕事だ!騒音とチリと危険で、
寿命が縮むよ!
」――思わずそう呟きました。
 最近の日本の建築物の質は東芝パソコンや三菱自動車とは比べ物になりません。手抜きを見つけようと思ったらいくらでも見つけられるでしょう。さらに軍事施設のせいか、この壁はトーチカの壁のように硬く、ドリルビットがその上でどれほどたくさんの花火を飛び散らせながら跳ねても、ろくに中に掘り進みません。
 ようやく深さ数センチの穴を掘り終わっても、また今度鉄筋が邪魔しに現れるので、三木さんはその度にチェーンソーでそれらの鉄筋を切断しなければなりません。
丸々一日を費やして
僕たちはようやく5つの穴を作り上げました。
 三木さんは僕が初めてこのような重労働をしたにもかかわらず、それに耐え、仕事をやり遂げたことはえらいと誉めてくれましたが、僕自身は「
自ら体験しないと本当の苦労とはいえない
のだな」と痛感しました。
 「もしまた今度こういう仕事をするなら、前もってマスクをつけたほうが安全ですよ。そうしないと珪肺(肺に細かい粉が入り、呼吸困難になる病気)にかかってしまう。今日あなたはよく咳が出ましたね。」と僕は医者の立場から三木さんに注意しました。
 でも彼は「いや、それはタバコを吸いすぎたからさ。」と弁解しました。仕方なく僕は苦笑いを返しました。彼を説得するのは難しそうです。
  
 午後五時半、僕はクタクタになった体を引きずって帰ろうとしたのですが、仕事現場の責任者は僕たちを基地の外まで送ろうと、駆けつけてきました。
 「そんなに気を配ってくれなくてもいいのに。俺達はただお金のためにここに働きにきただけだから、気を使う必要なんてないのに。」と僕はひそかに思いました。ところが、それは僕の最後の冗談になってしまいました。
 基地の出口で、責任者は僕に入ってきたとき使った名前を聞いてから、僕の代わりに受付のところで登録簿を調べ出しました。しかし帰ってきた彼は、
小山という名前が登録されていない
と一言いうと、僕が外に出ることは許されないというではありませんか。
 
 三木さんはそのままスムーズに基地から出ましたから、広い基地の中、
外国人は僕たった一人
になってしまいました。自分の身に思わず緊張が走りました。そのとき、責任者は一所懸命だれかと連絡をとっているようで、彼がそばにいてくれることに少し感激しました。
 しかし電話している相手は電源を切っているようでまるで通じません。「日本の電話会社は両方料金を納める仕組みではないのに電源を切る必要があるのかな。」と不思議に思った僕でした。「いや、電話主はたぶん何か急用があるのかもしれない。ま、人には秘密があるものだ。」とまた一人答えを出した僕…。
 
 時間がまた一時間半すぎてしまい、僕はもうこれ以上辛抱する気力もありませんでした。そう思った僕は再び責任者に助けを頼みましたが、彼は自分で入ってきたものは自分で出て行くもんだ、
私の責任ではない
と言い、僕を見捨てたのです!
 「おぉ、神よ!確かに僕は自分で入ってきたけど、遊びに来たわけじゃなく、この会社のために働きにきたのに…。ただ自分の責任ではないという簡単な一言で、一日中苦労した挙句苦境に陥った僕を見捨てるのですか!?」と僕は悲鳴をあげました。
 とそのとき、責任者の電話が鳴り始めました。電話は中野さんという中国人がかけてきたものです。そのときようやく僕はその責任者が今までずっと僕の身分を調べるためにせわしなく電話を掛けまくり、「小山」という名が無いといって
わざと僕を引き止めていた
ことを知りました。
 彼は、僕が中野さんから山田君(N君)に紹介されたということを確かめると、僕に中野さんと話すように言いました。途中で少し声が大きいと思われると、すぐに注意されてしまいます。ときどき兵士が通るのに気づくと、素早く僕から電話を取り上げるので、僕の緊張は高まる一方でした。
 結局中野さんは僕に自分で出てみなさいといったのです。「もし出られなかったらどうしよう?」と聞いた僕に、「それはしようがないね!」と中野さんはきっぱりと答えました。もう
頼れるものは自分しかいない
のだと、諦めた僕はもう一度自分で出てみようと決心しました。
 
 自分の心が落ち着くまですうすうと何回も深呼吸をしてから、受付に足を運び出しました。そこで受付の兵士に黄色の腕章を手渡して、そして登録簿に「小山」という名前を見つけ出しました。あとは出る時間を記入すれば手続き完了です。
 時間を書く前、僕は緊張しすぎたせいか、それとも自分の日本語が下手なせいか、その兵士が三回も「今は6時55分」と教えてくれたにもかかわらず、一所懸命にそこで自分の時計を探しまくったのです。
 いまそのときを思い出すと、もしその兵士に何か疑われていたら、
僕は二度とそこから出られなかっただろうと、背筋がぞっと寒くなるのです。

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