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バレンタインデーと義理チョコ

作者:恵過柔  来源:贯通论坛   更新:2004-7-9 10:52:00  点击:  切换到繁體中文

 

渋谷ハチ公前 渋谷は東京の恋人たちの楽園です。2月13日――バレンタインデー前日の朝ともなると、目覚めたばかりの渋谷は、町中恋人同士や若い女性たちで溢れかえります。
 「忠犬ハチ公」像の前では、約束の相手を待ち続けている人をあちこちで見かけます。彼らのイライラしている様子を見ると思わず「もし約束の相手が来なかったら、きっとこの愛に忠実な人たちはみんながっかりして、ここでバッタリ倒れちゃうんじゃないかしら?」と想像してしまいます。
  
 今年のバレンタインデーはいつも以上に人々の目線を引き付けたようです。渋谷にある各デパート・商店は、例年にない力の入れ様で、バレンタイン商戦はいつになく盛り上がりました。
 各デパートは、女性客を引き寄せるため、有名なデザイナーに奇抜なチョコレートのデザインを頼んだり、プレゼントとペアになったチョコをたくさん登場させたりして、町中キャンペーンの呼び声が後を絶ちませんでした。
  
 バレンタインデーを漢字で書くと「情人節」(恋人の日)となり、やはりその日は主に恋人同士で祝う日とされています。バレンタインデーの発祥地であるヨーロッパの国でも、それを取り入れてきたアジアの国でも、この日は愛し合う二人ための日となっています。
 恋人同士が、花やプレゼントなど、自分の愛する気持ちを表すものを交換したり、永遠の愛を誓ったりする日であり、夫婦同士が愛情を暖める日でもあります。言いかえれば、バレンタインデーはあなたと私、二人だけの日なのです。
  
 しかし、おかしな現象が「脱亜入欧」の国、ここ日本で起こっているのです。バレンタインデーになると、キャリアウーマンたちは、花やプレゼントをもらうどころか、自分の「博愛」を男性の皆さんに与えなければならないのです。つまりたくさんのお金を費やして、会社の男性上司と同僚達にチョコレートを送るのです。
  
 日本は従来男性中心の社会です。江戸時代から、江戸城には男性が多く、女性はそれほど多くなかったといわれています。
 現代になって、日本の男女就労機会と報酬を保証するために定められた法律の中でも、「平等」という文字は見当たらず、「均等法」としか書かれていないのです。その理由は、辞書を引くとよく分かります。
 「平等」という言葉は、日本語では自動詞であり、英語でいうところのintransitive verbです。それは誰にも換えられない一つの公理と一種の必然、あるいは一つの既存の事実として理解されているからです。
 それに対して「均等」という言葉は、日本語では他動詞であり、英語でいうところのtransitive verbなので、「均等」は一種の人工的な政策、つまり人為的なものを通して生まれてきた結果の言葉なのです。たとえば「均貧富」(貧しい人と豊かな人を均等にすること)の「均」をみれば、その意味を誰でも理解できるでしょう。
  
 日本の家庭における男女の仕事分担も、男性がお金を稼いで家族を養い、女性は家事に勤めるということが、長い間続けられてきました。そうした家庭内の仕事分担が、日本の社会にも反映されていると思うのです。
 日本の企業や公共機関では、女性の割合は男性より少ないようです。しかも会社の中で、女性は常に男性にリードされ、気を配られる立場に立たされているようです。
 気を配られるとは、本質的に女性の能力を差別する心理の表れです。女性に仕事を担うチャンスを与えないので、女性の能力は向上しないでしょう。すると昇進や昇給の面で、男女間で差が出てくるのです。
 女性は仕事場で、いつも付属品のように扱われ、主役になることは稀なようです。日常の仕事の中で、男性の「思いやり」を受ける立場の女性たちは、他の場面で男性同僚達に恩返ししなければならないということなのでしょう。
 ですから休憩時間などに、お茶を入れたり、仕事の後片付けなどの雑務をこなすことを、当然のように女性達に任せてしまうというのです。
 
 そういった女性差別の社会分担が、バレンタインデーにまで影響を与えてしまったのでしょうか。恋人同士間で女性が男性の愛を求めてしまう現象や、会社での「博愛」現象がいたるところで氾濫してしまったのです。
 日本のバレンタインデーには、恋人の場合は、女性が男性にプレゼントをすることになっています。会社の場合は、普段男性同僚達から受けた「思いやり」に対してお礼をするために、女性社員は男性社員に義理チョコを配ります。
 香港の女優が、求愛する男性からもらった花の数で自分の魅力を示すのと同じように、日本の男性たちは、この日に女性からもらった義理チョコの数で自分の人気を判断するのです。でも、たいてい職位の高さともらったチョコは正比例するようですけどね。
  
 日本人女性フリーライターの佐保暢子は、香港滞在中のある出来事をこのように書きました。
 「日本のバレンタインデーについて私に聞いてくる香港の若いカップルに出会いました。私は、日本の女性が男性にプレゼントしたり、義理チョコを配ったりするのだと言いましたが、それを聞くと若いカップルの男性は大変喜んでいました。『なになに?女の子にプレゼントされるの?That’s great!僕も日本に行きたいな!』とその男性はいいました。男性と違って、女性の方はとても不満そうでした。義理チョコなんか、とても理解できない!と反駁したのです。
 また義理チョコは日本の女性社員が男性社員たちといい人間関係を築くための手段であり、それは普通のプレゼントと同じようなものだと、私は説明しましたが、しかしその問題について、三人は議論すればするほど、こちらの立場は弱まっていくばかりです。」
 中国人にとって、女性が男性にプレゼントすることは、なかなか受け入れがたいことなのです。
  
 バレンタインキャンペーン
 ある日本の掲示板に、バレンタインデーのことが書かれていました。
 「去年まで会社員だった私は、毎年のバレンタインデーに必ずたくさんの義理チョコを買わなければなりませんでした。とくに上司に送るためのチョコレートを選ぶときには、ブランドや量などのことで散々悩みました。主人に送るチョコレートよりよほど大変なんです。」と。
 また、「まだ会社員だったとき、毎年2月13日の夜、ほかの女性社員と一緒に義理チョコを買いに行ったものです。会社を辞めて、結婚してから主人とアメリカに移住してきたのですが、こちらにきてようやく男性が女性にプレゼントを贈ることを知り、日本の男性もこうするべきではないかと思ってしまいます。」と。
 日本の多くの女性は、外国に行って初めて、日本での自分の扱われ方が間違っていたことを知るようです。日本の男性に多少失望を感じるでしょうね。
 
 以下の例は同じく香港で起こったことです。香港で働いているある日本人女性が、「私も香港人女性のようにバレンタインデーにたくさんの花束をもらえるといいな。」と香港人の彼氏にいいました。するとすぐに「変なこと言うんじゃない!」と彼氏に言い返されてしまったというのです。
 その女性は「たぶん自分にお花を贈る男性がいないと思っているんだろう」と勘違いしてしまいました。でも実は、彼女の言った「たくさん」という言葉が彼氏を傷つけたのです。
 日本人女性にとって、バレンタインデーは「義理デー」あるいは「金費やしの日」であるかもしれません。この女性は、香港式のバレンタインデーをそのまま日本式で考えてしまったのです。彼女は、香港式のバレンタインデーは、女性は恋人の男性から送られてきた花束しか受け取らないということを知らなかったようです。

 佐保暢子は中国人男性の考えを借りて、日本人男性をこう評価しました。
 「一方の我らが大和撫子は、実にみんなに配る博愛的な女ではなく、チョコで男たちを格付けしていく「女帝」となるらしい。言い換えれば、本命から義理まで女性の思い通りに振り分けられていく日本男児たちは、こちらの男たちから見ると、非常に哀れな存在となってしまうのだった。」と。


 

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