某ネット会社はある日ミーティングを開き、いよいよ開設される新しいホームページの名前を決定することにしました。というのも、いい名前であるかどうかは読者を引き寄せられるかどうかに関わってくるし、会社の名誉と今後の展開にも関わる重要な看板ともなるからです。 ホームページの主な運営内容は、中国の読者を対象にして日本、東京の情報を提供することです。今回のミーティングにおいて、社長は会社の取締役から一般社員までみんなを集めてきて、お弁当とビールも用意し、社員全員の頭脳を使ってこの未来のホームページにいい名前をつけようとしたのです。 会議が始まると、全員自分の気に入った名前をぞくぞくと出してきました。たとえば「日本Good」や「東京熱線」、「ヤッタ」あるいは「In Tokyo」など、あわせて十数個もありました。でも中にはもうすでに登録された名前がたくさんあるので、みんなさんざん議論しても結果はなかなか出ませんでした。 ちょうどそんな時、社長が素晴らしくいい名前を思いついたように、突然「とんちんかん!」と大きな声で一言いったのです。それを聞いた他の人は、「えっ?!」と一瞬、そのあまりに突飛な一言にあっけにとられたのです。
「『とんちんかん』って、訳のわからない話という意味じゃないのか、ホームページの名前にするとは……?!」 しかしそこはさすが社長、みんなの困惑した顔を気にせずに、続いて自分の考えを説明し始めたのです。「『とんちんかん』とはつまり中国語の「東京看」です。東京を見るという意味ですね。」と至って本気な社長さん…。
ただ、今みんなを一瞬驚かせた、彼の決して上手くはない中国語発音はちょっと……。社長の意図を理解したみんなは思わずどっと笑い出しました。その後誰も反対意見を言わなかったけれど、彼もその名前に固執しませんでした。なぜならば、もし日本中の人がみんな彼のようにこのホームページの名前を「とんちんかん!」と呼び出したら、それは誰も見なくなるホームページになりかねないですからね!
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