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丁丁発止

作者:未知  来源:贯通论坛   更新:2004-7-11 6:46:00  点击:  切换到繁體中文

 


病院にて 私の家の近くには大きな病院があります。最近、貧血がまたひどくなったので、お医者さんにみてもらうよう、その病院に行くことにしました。
 すると、体内に出血があるかどうかの検査をし、また輸血する必要もあるので、入院したほうがいいと、病院から言い渡されてしまいました。それでも入院はそんなに長くならないだろうと思っていました。

 入院のための書類に記入していると、主治医の先生が来ました。とてもたくましい若い方で、「大鳥です。」と自己紹介をしてくれました。
 彼が笑うと、その顔はまるで花が咲いたように見えます。彼は「よろしく。」といいながら格好よくお辞儀をして、すぐ行ってしまいました。

 病室に入ったところ、主任医師の手術が終わったということで、看護婦さんが検査室に行くように私に知らせてきました。
 検査室では先生がパソコンの前で私達のくるのを待っていました。彼は私の病状や、これから行われる検査や今後の治療法などを簡単に説明してから、何か分からないところがあるかと、私に聞いたのです。

 「あの、さっき大鳥先生が書いてくれた処方の中に胃薬が入っていましたが、私の胃はぜんぜん問題がないのに、なぜ胃薬を飲まされるのですか?」と正直に聞きました。
 「さっきあなたが飲んだ薬は、胃にあまり良くないので、胃薬はそのためのものです。また胃潰瘍かあるいは十二指腸潰瘍により出血を引き起こしたのではないかという恐れがあるので、後で胃カメラも撮ってみましょう。」という主任先生。
 前に友達から胃カメラを撮るときの辛さを聞いたことがあったので、「私の胃は痛くもないし、胃潰瘍でもないから、胃薬は飲みたくありません。それになんで胃カメラまで撮らなくてはいけないのですか?胃から出血があるかどうかは、便を調べれば分かるじゃないですか!」と猛反対する私。
 「もし潜血があった場合は、便を調べても分からないから、胃カメラを撮ったほうがいいでしょう。胃薬を飲みたくないなら、飲まなくてもいいと思いますけどね。」と、主任先生は言いながら誰かに会釈をした様子でした。
 先生が向かっている方向をみてみると、大鳥先生がちょうどそこに来たところでした。彼は自分の胃薬を私に否定されてしまったことを知って、気まずそうに頷いただけでした。

 「輸血をすると、千分の一の確率でC型肝炎に感染してしまう可能性があり、また万分の一ADISに感染してしまう恐れもあります。その点は覚悟したほうがいいです。でも、今の輸血はかなり安全にはなったんですけどね。
 無理やり輸血を受けさせるつもりはありませんが、今あなたはとても危険な状態ですから、このまま放っとけば、心臓に負担がかかり、もし心不全になってしまったらもう手遅れです。
 ですから、あなたとご家族はここにサインをしたほうがいいと思います。必要な時、われわれは措置を取りやすいですから。ご安心ください。絶対に無理やりはさせませんからね。」
 主任先生の話を聞いて、無理やりでないことが分かったので、サインすることにしました。万の一のためにもね。こうして交渉は終わりました。

 以前入院した時は、たいてい内科の病室に入りました。内科の患者は短期間での回復はほとんどないので、患者の入れ替わりはあまりありません。だから病室の中の空気もどんよりと憂鬱になっています。
 でも今回は、胸外科に入院することになりました。ここの患者は、手術を受けるとすぐ回復していくので、患者の入れ替わりも頻繁です。
 一つの病室の中に8人の患者が入るのですが、まだ顔を覚えてないうち、転室してしまうこともあります。みんな点滴をして、しかも全身が包帯で白ずくめになっているのに、病状の回復は速いので、病室の中は憂鬱どころか、毎日笑い声が絶えません

 入院してからの最初の二日は、ずっと血液検査を受けていました。二日目、主任先生がきて、血液色素がまた下がってしまったから、大変危険な状態だと教えてくれました。
 もちろん、輸血をしないで体が新しい血液を作るまで待つ手もありますが、それには二ヶ月も病院で暮らさなければならないのです。
 ですから、病室の仲間達は輸血をするよう勧めてくれました。二ヶ月も病院で暮らさなくてはいけないことほど辛いことはないでしょうからね。仕方なく、結局輸血をするほうを選びました。

 翌日の午後、大鳥先生はほかに3人の実習医をつれて病棟に回診にきました。普段よりも先生らしく格好つけている大鳥先生は、私の病状を訊いたり、また3人の実習医に説明したりしていました。
 その合間に、私は「私の胃は問題ないと言ったでしょ。結果はどうですか。やっぱり問題ないじゃないですか。まったくの無理やりですね!」と、大鳥先生に文句をいいました。
 彼は、怒りもしないでこう言いました。「胃からの出血の可能性が無くなったこともいい結果じゃないですか!」と。

 「先生は私のカルテの中に書かれている溶血の割合がどれくらいかご存知ですか?」と、突っ込む私。彼はほんの少し驚いた様子でしたが、すぐ平素に戻り、「だいたい50%あまりでしょう。」と答えました。
 「いいえ、違います。さっき主任先生が私のカルテを見て、30%にも達していないと言ったんですよ!」その言葉を聞いた大鳥先生は、さっと顔色が変わりました。
 後ろの3人の実習生は事情が分からないので、大鳥先生のためにプンプンと憤慨したようです。でも、大鳥先生自身ははっきり分かっているんです。彼は私の病歴なんかぜんぜん頭の中に止めていないんですから!
 その翌日、大鳥先生は私の質問を恐れているようで、実習医を連れて来ませんでした。一人で回診しに来て、またすぐ離れていきました。
 
 大鳥先生はようやく私に仕返しするチャンスをつかみました。それは私が、歯医者に見てもらう必要が生じたので、大鳥先生に予約してもらうことになった時のことです。
 大鳥先生は歯科に電話をかけ、その時出た歯医者は前に私の歯を治療した担当者でした。電話中、向こうの歯医者のとある一言が、大鳥先生を大喜びさせたのです。

 私が検査を受けていると、エレベータの入り口に遠くから小走りでやってくる大鳥先生の姿が見えました。たいそう上機嫌な様子の大鳥先生は、私の前にきて、いきなりこう言ったのです。
 「歯医者の予約を取っといてあげましたよ。明日から行けます。僕が歯科に電話したら、向こうの歯医者はすぐ、‘ああ、分かった、分かった!あの虫歯だらけの人でしょ?!’って返事してくれたよ!」――

 彼の言葉を聞いて、私も思わず笑ってしまいました。彼がわざわざ自分で言いに来たのも、その最後の言葉を何としても言いたかったんだ、ということがすぐ分かりましたからね!


 

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