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日本の商業銀行

作者:隆準  来源:贯通论坛   更新:2004-7-9 11:19:00  点击:  切换到繁體中文

 

僕が日本にきた時、日本も漢字の国だということをあまり気にしなかったので、印鑑を一個も持ってきませんでした。来てからすぐ大学院入試のための受験勉強に取り組み、その他の事には一切関心がなかったのです。
 ですから、市役所で登録する際、印鑑のことを聞かれたときも、手続きが終わった時点で、もうすでにそれをすっかり忘れてしまったのです。
 「一人旅」に出た人は、「一个人吃飽全家不餓」(一人身の自分は、お腹がいっぱいになれば家族みんなのお腹もいっぱいである)、しかも財産のすべてが、この身についているものだけ、という僕は、最初銀行の通帳を作ることさえ考えませんでした。
 
 入試が過ぎ、次に入学手続きをするようになりました。国内の親戚から送ってきた援助金は、そのまま保証人の銀行口座に振り込まれて、またそのまま学校に流れ込んだので、それまで僕は日本の銀行に口座を作ることもありませんでした。
 新学期があけて、僕は奨学金を申請してみました。ただ申請してみただけで、もらうつもりなどこれっぽちもなかったのです。ところが、僕の金運が良かったのでしょうか、一括払いで全額20万円支給する小額の奨学金をもらえることになったのです。20万円とは、2ヶ月バイトして稼いだお金よりも多いのですから、僕はすっかり大喜びしました。
 でも奨学金の支給方法は銀行振込ですし、しかも
本人名義の口座にしか振り込まない
という規定があるそうです。それを聞いた僕は、初めて日本の銀行に足を運ぶことにしました。
 実は、国内にいた時も僕は本物の銀行に出入りすることはあまりなかったのです。僕のイメージの中の銀行は、カウンターの上に鉄格子のついた「貯蓄所」(出張処のこと)でした。
 
 日本の銀行は「貯蓄所」のようにみすぼらしい所ではないというのが、僕の第一印象でした。営業ロビーはとても広いし、顧客の
休憩場所や時間潰しのための雑誌など
までちゃんと用意されているのです。
 さらに、ロビーには顧客に各種の銀行手続きを説明する職員までがいて、顧客が出入りするたびに、必ず「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」とかの挨拶をしてくれるのです。
 最初は、とても気分のいいものでした。ですからこの後、とても厄介なことが僕を待ち受けていることなど、これっぽっちも思いもよらなかったのです。
 その
厄介なことの原因はハンコ
です。日本ではハンコがなければ、どこの銀行であっても口座を作ってはくれないのです。それを知らなかった僕は、たくさんの銀行を尋ねてみたのですが、結果はすべて「NO」でした。
  預金通帳
 奨学金の口座番号通知を提出するまで、あと二日とせまった時、焦りに焦っていた僕は、町の印鑑屋さんに印鑑を作ってもらうことを思い立ちました。
 でも値段を聞いてみて、何千円もすることにびっくりしました。それは僕にとってかなりの大金だったので、いろいろ躊躇したあげく、結局印鑑をつくるのをやめてしまったのです。
 困り果てた僕は、とりあえず学校に尋ねにいってみました。国際センターの先生の中に、ちょうど
本人のサインだけで通帳をつくってくれる
銀行を知っている方がいて、その銀行の名前を教えてもらいました。
 さっそく、僕はその銀行に行ってみました。確かにそこは印鑑が要らないのです。こうして僕はようやく自分の通帳を手に入れることができたのです。
 僕はそれまでの経験を思い返して、その銀行は、ほかの銀行より顧客に思いやりがあると、確信したのです。その後も僕はずっと
その銀行の忠実な顧客
であり続けました。

 月日の経つのは早いものです。数年後、僕は貯金を始めました。しかし、お金がやっと少し貯まったころ、今度は日本円の米ドルや人民元に対する
為替レートが下がり始めた
のです。
 毎日せっかく稼いだお金も、どんどん価値が下がっていく一方の状況をみて、僕の心はとても痛みました。ですから、友達の勧めるとおりに、僕は手元の日本円を米ドルに両替することにしました。
 でも僕が銀行まで行ってドル買いの手続きをするには、少なくとも2時間掛かります。それに、僕の家の近くにある銀行支店は、外貨業務を扱っていないのです。
 やがて友達から、米国の銀行が日本で支店を開くということを聞きました。友達の話によると、その米国銀行では口座を作るときだけ顧客本人が銀行の窓口に行くことを要求されますが、でもその後の取引は、
すべて電話で済ませることが出来る
そうです。つまり、非常に便利だということですね。
 さっそく試して見たら、確かに家にいながらにして為替レートや外貨の売買が簡単にできるのです。そうして僕は自分の財産ともいえないほどの少ない貯金を、
半分米ドルにして半分日本円
にしたのです。
 これで、僕はやっと一安心しました。利潤があるというほどでもありませんが、少なくとも為替レートによる損失は抑えられたのですから。それに米ドルの利子は日本円の利子より高いので、多少損失しても利子で補うことができます。
  
 アメリカの銀行を日本の銀行と比べると、接客の面で日本銀行のように親切ではありません。でもサービスの面では、確かに便利です。日本の銀行のように、
いらないサービスが過剰して
顧客が必要とするサービスが足りない、という感じはありません。
 でもまだ日本の銀行に対して希望を持っている僕は、しばらく待ってから日本の某銀行に行って、すべての取引を電話でしてくれるサービスを提供しているかどうか、改めて尋ねにいってみたのです。
 相手は僕の質問を聞いて、とても驚いた顔をしてこう言ったのです。

 「あの、アメリカの銀行ではそういうサービスを提供していると聞いたもので…」
 「すみません、日本ではそういうサービスは聞いたことがありません。うちでは今それは提供しておりません。」と不機嫌そうな銀行員でした。

 半年後、ある日突然その銀行から手紙が届きました。内容は、その銀行が
電話による外貨決済業務
を始めたので、そのサービスが必要なら、同封されている申込書で申し込むとすぐ享受できます、といったものでした。
 しかし、その申込書には個人のキャッシュカードの暗証番号や通帳のと同じハンコなどが要求され、しかもそれを普通の手紙として出すというのは、どうも顧客の僕にとって不安でならないことでした。
 だって、たった一通の普通の手紙に
自分の秘密をすべて入れる
なんて、もし他人に見られてしまったら、僕の名義を使って偽造カードやハンコを使えば、誰でも僕の貯金を堂々と盗みだすことができるんですから。
 こんなに安全措置の不完全な申込方法は見たことがありません。僕はがっくりしました。一通目の手紙は、ポイっとゴミ箱に捨ててしまいましたが、二ヶ月後再び手紙が届きました。
 二通目も前の手紙とまったく同じで、少しの進歩も見られません。それを別にしても、二通も送ってくるということは、たぶん申込みする人が少ないからでしょう。
 僕はとても不思議に思いました。その銀行は
なぜ、そしてどうやって現在の規模にまで
なったのでしょうか。政府からあまりにたくさんの庇護を受けてきたせいなのではないでしょうか。
  
 この間、僕がバイトしている会社は、フランス人との取引に成功し、フランス側の会社から800万円ほどの仏フランを振り込まれることになりました。
 そのお金を受け取る銀行を探すために、僕は近くにあるすべての商業銀行に聞いてみました。その金額があまりに小さいので、指定銀行になってくれる気がないのか、それとも、日本の商業銀行が本当にそのような外貨サービスを提供していないのか分りませんが、いずれも返ってきた答えは、「知りません。」というものばかりでした。
 結局、わざわざ元外貨専門の東京三菱銀行に行ってようやくこの一件を処理したのです。
  
 今までで最も腹が立った出来事は、預金残高証明書を申請した時のことです。しかもそれはまた印鑑がらみのことでした。
 ここ数年ずっと使っていた印鑑が少し磨耗していたので、僕を接客した銀行員は、
その印鑑が偽物ではないか
と言ったのです。そうこうして、一通の証明書をもらうのに、1時間あまりもかかってしまいました。
 そこに設けられている休憩場所は、銀行の仕事効率が悪いから設置されているものなんだと、今になってようやくわかったのです。仮にそこに椅子でもないなら、長く待たされた顧客はみんなぷんぷん怒って帰ってしまうでしょう。

 日本の多くの商業銀行は、国際競争に直面している今の時代に、仕事の効率やサービスの充実などを通して自分自身の本当の競争力をつけることをせず、ただ合併や銀行規模の拡大をする一方です。それではどうしたって人々の目をごまかせるはずがありません。規模が大きいだけで
本質は何も変わらない
のですから。
 今の銀行合併の現象は、まるで「桃谷六仙」(中国連続ドラマ『神雕侠侶』にある、
見た目がとてもアンバランスな六人組)の集まりのようで、人を悩ますばかりです。


 

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