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東京体験

作者:安静  来源:贯通论坛   更新:2004-7-9 10:35:00  点击:  切换到繁體中文

 

東京ディズニーランドにて“若君愛一个人,譲他去紐約,因為那里是天堂;
  若君恨一个人,譲他去紐約,因為那里是地獄。”

「もしあなたがその人を愛しているのならニューヨークを旅させよ。
-そこは楽園だから。    
もしあなたがその人を憎んでいるのならニューコークを旅させよ。
-そこは地獄なのだから。」

 ドラマ『ニューヨークの北京人』のクレジットタイトルにいつも出てくるその言葉は、当時まだ十代だった私に、面白みの中にもどこか哲学めいたものを感じさせたものです。古の哲学者は常にそうした言葉を作り出したがったものです。  
 
  いつの頃からか、その言葉が東京を表現する言葉として使われ始めました。東京-それは一体どんなところなのでしょう?楽園?それとも地獄?そのどちらでもない?どちらでもある?人によって見方は様々です。まさに「どちらでもあり、どちらでもない」つまりこれだという答えはないのです。
  20世紀最後の年、8月28日に私は抱えきれないほどの空想と期待に胸膨らませながら、大連空港からJALにのり成田空港まで飛んできました。そして私の未知の留学生活が始まったのです。   

 具体的にいうと、去年の7月、私は国内の大学を卒業し、9月に早稲田大学の大学院入試に合格したのです。専攻は国際関係学です。
  国内では日本留学というと誰でもアルバイトをしている辛い生活を想像してしまいます。小説やテレビを通じて間接的に日本の留学生活を垣間見たことがありますが、それを一文字で表わすなら「苦」であり、二文字なら「真苦」(真に辛いということ)、三文字なら、やはり「特別苦」(非常に辛いということ)であるとしか言えないのです。
  特に去年6月に全国で放送された「私達の留学生活」という記録映画のシリーズは、各地で大変な反響を巻き起こしました。日本に留学しようとする人の中には、それを見て尻込みするようになった人がたくさんいたといいます。
  とはいっても、中国の日本領事館の前には相変わらず長蛇の列が出来ているようですけど。この世には勇敢な人が多いのでしょうね。   

 自費留学生ならば、実家が裕福な人を除けば、アルバイトをしなくて済む人はいないでしょう。というのも学費と生活費は、中国国内とは比べようがないほど高く、国内の収入のみで日本で生活することはまさに「焼け石に水」の状態なのです。
  またアルバイトを体験することで、本物の日本的な考えや生活ぶりを理解し、本当の意味で日本人をよく知ることができ、なおかつ自分の経歴を豊かにし、意志を鍛えるいいチャンスになるのではないかと私は思いました。
  そうして日本にきて3ヶ月たったある日、私はアルバイトを始めたのです。   

 私は、自分が流暢な日本語の持ち主であり、アルバイトを探すくらい訳ないだろうと思っていました。一冊200円のアルバイト専門情報誌を買ってきて仕事を探し始めました。その情報誌の中にはレストランや喫茶店などのサービス業の募集が多く見られました。
  中国国内では大学生のアルバイトといえば、たいてい家庭教師のような仕事が多いものです。正直に言って飲食店の仕事をした経験は私にはまったくありませんでした。ですから1万件もの募集があるなかで、私は一所懸命に「未経験者大歓迎!」と書いてあるものを探したのです。
  案外そのような募集は少なくありませんでした。少なくとも100件はあったでしょう。またバイトの時間帯や路線ごとに募集記事が分類されているのを見て、日本人の丹念さに改めて感心してしまいました。
  週2回、3回以上あるいは1日3時間、4時間以上という条件つきの募集が多く、私はちょうどその条件にぴったり合ったので、「やった!」と大喜びしつつ、1つ目の番号にダイヤルしました。
  応募先は東京駅地下1階のコーヒー屋でした。暫く電話の向こうの店長さんと話をしてから、さっそく翌日面接をしましょうということになりました。なんてラッキー!私は自信満々で時間通りに面接に行きました。
  店長さんは、私にまず書類にいろいろ記入させて、そして履歴書に目を通してから、店内の状況と仕事の概要を説明してくれました。最後に店長は、翌週の金曜日に返事があれば採用だけれど(面接したのは日曜日でした)もしその日に返事の電話がなかったら…、というような話をしました。
  自信たっぷりだった私は、失敗するかもしれないということはこれっぽっちも思っていなかったので、ひたすら電話を待ちつづけていました。
  しかしその後何も起こりませんでした。『時の流れに身をまかせ』ではありませんが、携帯のベルは鳴ってくれなかったのです。私の情熱はぬるくなったお茶のように急激に冷めていったのでした。   

 最初の面接であまりにも期待しすぎたせいでしょうか、私は大きなショックを受けました。自分の一体どこが不合格なのかさっぱり分かりません。もっと理解できないのは、不合格であるならどうしてその場で断ってくれなかったのかということです。人を一週間も待たせておいて!仕方なく「好事魔多し」(いいことにはとかく邪魔が入りやすい)という言葉で傷けられた心を慰めるのみでした。
  この失敗から私はある事を学びました。つまり1ヵ所に賭けてはいけないのです。同時にいくつかの応募先を選ばなければなりません。そうすることで失敗するリスクを少なくするのです。
  そう考え直してからというもの、私の電話代はウナギのぼりに上がっていきました。まあまあ気に入ったところでも片っ端から電話をかけてしまったのです。
  でも答えは、外国人お断りだとか、時間帯が合わないだとか、あるいはもう決まったとか、いろいろでした。やっと面接に応じてくれるいくつかのところがあっても、最初のコーヒー屋と同じように、返事はなしのつぶてでした。
  今度は精神的なショックには耐えられましたが、電話代と交通費に6千円近くが水の泡になってしまいました。このままでは仕事を探せなくなってしまいます。   

 私は何日もずっと落ち込んでいました。が、ちょうどその時ある友達から電話がかかってきて、試しに「松屋」に行ってみなさいといわれました。「松屋」とは、300軒ものチェーン店を有する牛丼屋で、外国人にも「一視同仁」(全ての人を平等に扱う)の会社だそうです。
  ろくに給料のことも聞かずに、私はすぐ「松屋」の募集センターに電話をかけました。いつものように、その後履歴書を持って「松屋」に面接に行きました。
  応募先は新宿にあるチェーン店で、店長は20代のとてもやさしそうな人でした。私と同年代の人だったからでしょうか、面接は気楽な雰囲気の中で行われました。店長はなぜ「松屋」を選んだのかといったいくつかの質問をしてから、翌日の6時までに返事の電話をすることを約束してくれました。
  店を出て深秋の寒さを感じながら、今回はどうなるだろうとまったく意気のない私でした。翌朝早くから私は運命の電話を待っていました。
  時計の針が5時30分を指した、まだ来ない。5時45分になった、でもまだ来ない…、もうだめだ!と思ったその瞬間、電話のベルが鳴りだしました。番号は確かに「松屋」の電話番号でした。「やったー!」と大喜びして飛び上がった私は、慌てて通話ボタンを押しました。
  「もしもし…!」、そして私は日本ではじめてのバイトを手に入れたのです。   

 翌日には早速「松屋」の一員としてバイトをはじめました。日本でのアルバイトは一体どんなものなのか、バイトを探す前から自分の中にはもうすでにある先入観がありました。つまり先に言ったような「苦」の先入観です。
  ところが実際はどうでしょう。「松屋」の店長から店員までみんなとても親切で、いじめるどころか私に気を使ってくれているではないですか。それは決して私の錯覚などではなかったのです。
  自分の日本語はそれほど下手ではないと思いますが、まだ覚えていないサービス用語がたくさんあります。たとえば、あるお客様は「葱抜き」といいましたが、私は3回も聞きなおしてやっと分かったこともあるくらいです。そんな風にうまく仕事ができないとき、きっと誰かが丁寧に教えてくれます。
  それに、みんなは私になるべくやさしい日本語を使ってくれています。すると、これがみんなが言っていた「怖い」東京なのかしらと疑わざるを得なくなるのです。   
  日本にきてから、「双重標準」(日本人と中国人を分けて扱うこと)という言葉をよく耳にしたのですが、それは確かに腹立たしいことです。
  自分の運がいいのでしょうか、それともここが若者の多い職場だからでしょうか?店で、ときどき同僚に(みんな日本人です)中国の事を教えるのですが、みんなとても興味深いようです(彼達の中国についての知識は私達の日本知識よりはるかに少ないのです)。中には中国語講座を開こうよという人もありました。もちろんそれは冗談でしたけど。
  彼ら(主に大学生です)との付き合いを通して、私はあることを強く感じました。つまり私達若い人の間では、日本人にとっても、中国人にとっても、お互いの国籍のことはもう重要ではないということです。
  みんなやはり「人」の観点から物事を考えるので、同世代の同じ人間として私達は現在や未来に対する感受と希望を共有しているのです。ですから最も大切なことはお互い交流(理解)しつづけることです!理解しあうことこそ、お互いの溝を埋める唯一の方法なのです。


 

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