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有限責任

作者:計梁  来源:贯通论坛   更新:2004-7-2 15:56:00  点击:  切换到繁體中文

 

友達のTさんにノートパソコンの購入を頼まれました。主な購入条件としては、CDとDVDの両方が再生できるドライブ付き、OSがWin2000またはXP、マイクロソフトのOfficeソフト付属、CPUが1GHz、HDDは20GB、そしてメモリ128MBです。しかも価格はなんと12万円以下!を希望するというのです。
 さらにTさんは、確信しきった口調で、「あなたに全部お任せするから!」と言うのです。でもちょっと待って!そんなの真に受けたら、‘ばかじゃない?あんた今まで人生を無駄に送ってきたの?’って言われちゃう!
 とりあえず彼には「時間のあるときに一緒に秋葉原まで付き合うよ。」と、応じる程度に話をとどめていました。
『有限責任』
  
後日Tさんと約束して、秋葉原に行くことにしました。会うなり彼は非常に親しい口調で、「君にお任せするって言っただろう?」と言いました。
 僕もすぐ「いや、やはり君のお金だからさ。君に確認してもらってから、OKを出してもらわないといけないと思ってさ。」と、答えました。
 そう言いながら、私は「いつの間にか、俺も口がうまくなったなぁ。」と密かに自分の言い方に感心していました。

 2人で秋葉原の店を一通り廻ったのですが、Tさんの希望に見合うパソコンは見つかりませんでした。
 というのも希望するパソコンの仕様と希望価格との差が3万円もあり、その差はあまりにも大きかったからです。
 結局、彼は買う決心をしませんでした。その後、彼はある友達のところに、安いパソコンがあるそうなので、一緒に見てくれないかと、私を誘いました。

 彼は秋葉原周辺の状況にとても通じているので、僕を連れて秋葉原からずっと先の上野まで行きました。上野の地下食品街で中国食品と調味料を買った後、30分くらい電車に乗って彼の友達の事務所の最寄駅に着きました。
 駅の改札を出たら、既に友達の車が待っていました。車に乗るなり、すぐに彼の友達は彼に対して文句を言い始めました。
 「おまえったら、駅に着いてから俺に電話くれと言ったのに、なぜ乗る前に電話をするんだ?おまけに15分後に着くからなんて言い張ってさぁ。結局、俺はココで30分も待たされちゃったじゃないか!」
 その会話を聞いて、Tさんが乗り換えの時間を計算せずに、到着時間をずいぶん早めに伝えていたことが分かったのです。
 2人の話しぶりから見て、かなり親しい関係だということが分かります。ところが、Tさんは終始僕のことを彼の友達に紹介してくれませんでした。
 3人ともそのことを口に出しませんが、分からないような気もしないのです。つまりお互いに依然として見知らぬ人間のままで、ただ会話に参加しているのです。
 
 2人の会話を聞いているうち、Tさんの友達は、日中間の電気製品貿易に携わっている人間で、日本の有名な私立大学の卒業生だと分かりました。
 現在彼は自分の会社を立ち上げ、商売はなかなか上手くいっているようです。発音から推測するに彼は大連出身のようです。
 まもなく3人はTさんの友達の事務所に着きました。噂のパソコンは、2年前の高価な品で、CPUが400MHz、HDDが6.4G、メモリが64MB、CD-ROMドライブは24倍速というものでした。また、メーカーはTさんの希望するメーカーではありませんでした。
 Tさんの希望するものより遥かに低い品物です。そしてなにより、ソフトや説明書が一切ないにもかかわらず、6万円もするのです。

 Tさんは、長い沈黙に陥った後、ようやく決心したようで、僕のほうを見ました。しばらくして僕は彼が僕を見ている意味を理解しました。僕に何かをしゃべってほしいという目つきなのです。
 僕の今日の役割はTさんのパソコン購入アドバイザーですので、彼は自分では言えない言葉を僕に話してほしいということなのです。
 先にお互いを紹介しなかったことも、このためだろうということが、その時分かったのです。僕は、Tさんの友達に気兼ねせず、第三者の立場ではっきり物事を言うことができます。僕はTさんの計算高さに感心しました。
 
 僕は口を開きました。「この品物は、君の期待しているものとあまりにも差があるんじゃない?ついさっき秋葉原で見てきたものの方がメーカーも仕様もこれより良いし、まして値段も同じくらいですよ。」
 僕は、Tさんが気になっていた問題をはっきり打ち明けました。Tさんの友達は相当不満に思ったようで、「そう言うなら、じゃあ、ウェブ上で検索をかけてみよう!値段のことがすぐ分かるから。」と言いました。
 
 彼は中古品のネット販売のサイトを開いて検索を始めました。同等の商品を見つけて、彼は僕に画面を見せました。しかし、私達はついさっき秋葉原を廻ってきたばかりなので、サイト上に提示されている値段より安い品物があるということは分かっています。
 でも、僕は悪人の役をずっと演じたくもなかったので、中古品での比較を避けて、新製品のサイトを開きました。そこで機能や価格などの条件を入れて値段を見せようとしたのです。
 併せて、『Tさんは機能に対する要求が高いんですよ。例えばDVDドライブはどうしても必要なんです。この商品ではそれは付いてませんよね?』ということも暗に示したかったのです。
 Tさんの友達は、とても勘の良い人で、すぐその意味を察しました。さっそく「商売が成り立たなくても友情はまだ残る」という姿勢になって、私と一緒に希望商品の安値検索に着手しました。

 検索をしているうち、私は自分と彼との違いに気付きました。私の商品知識は「基礎知識を備えた消費者として」のものであるのに対して、彼の知識は「頭の切れる商売人として」のものなのです。
 前者は、せいぜいブランドやメーカー、そして機能および価格といったことを知っているだけにすぎません。しかし後者は、そのほか、どこに最も安い品物があるかとか、いつが最も買い時かといったことをも考えています。
 例えば、製品更新時期にあたっては、彼は迅速に、じきに取り替えられるであろう人気商品の仕入先を見つけだし、安い値段でその商品を仕入れます。そして顧客にまだ人気のあるうちに、さっさとそれを売り出すのです。
 彼を見ながら、中国の俗語を思い出しました。「南京から北京まで、売り手ほどずるい買い手はいない」――。まさにそのとおりだと思いました。

 彼の説得方法もかなり特色のあるものです。自分が扱っていない品物については相当けなします。そうすることによって、顧客にその品物を購入することを遠慮してしまうようにするのです。
 例えば僕がソーテックのパソコンが安いから良いんじゃない?と言ったことに対して、彼は「それは韓国の商品なので、騒音がするよ。騒音に耐えられるような人なら買えばいいね。」とすぐ反論します。
 それに続いて「韓国製のパソコンは中国製には及ばないな。今日本ではイーヤマのパソコンが一番安いよ。だって中国で組み立てが行われているからね。また工場はうちのすぐそばにある。俺のところにも今一台残っているよ。何でも揃って10万円しかかからない。これは大きいよ!」と、彼は言いました。
 私たちは彼の指しているところをみたら、確かに、モニタの大きさが19インチくらいあるデスクトップ式のパソコンがみえます。

 「先月俺は人に頼まれて10台ものパソコンを買ったんだ。それらはまだここに残ってるよ。日本のDVDドライブを買っても無駄だよ。DVDは国毎に規格が違うから帰国したら、どうせ使い物にならないよ。」
 彼の話に対して僕とTさんは返す言葉がありませんでした。とはいえ、Tさんのお金ですので、本人が気に入らない品物がなければ無理にお金を出させるわけにもいかないのです。
 結局、Tさんの友達は、Tさんの希望する機能を備えるパソコンの中で最も安いものを検索しました。あれこれみて、ようやく見つかりました。ソニー製の機種です。最安値は15万円です。
 しかもちょっと重い機種で、ノートの割に3kgもあります。でも幸いなことに、Tさんは持ち運びしやすいパソコンは希望していません。少し重くてもまぁまぁ使えますしね。
 
 その後Tさんはその機種を販売する店の場所をメモにとって、今日のことは一段落させました。Tさんが本当にその機種を買うかどうかは全くわかりませんが、少なくとも彼の2人のアドバイザー(僕と彼の友達)は、力を尽くしました。
 これこそが、よく企業のサービス等でいわれている「有限責任」というものなんでしょうかね?


 

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