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ゴミ捨て物語

作者:紅雨  来源:贯通论坛   更新:2004-7-2 16:12:00  点击:  切换到繁體中文

 

東京に引越しして間もない頃、私は、2階建てのアパートに住んでいました。ある日、1階に住んでいるおばさんが急に上がってきて、私のゴミの捨て方が良くないと責めにきたのです。こっちは慌ててお詫びをしましたが、どこが間違っているか皆目見当がつきませんでした。
 1週間後、ゴミを捨てた日の夕方に、家に戻った私は、ドアのそばにゴミ袋が置かれていることに気づいたのです。
ゴミ袋には一枚の紙が貼ってあり、その紙には「ルールに従ってゴミ捨てをしてください。ゴミをもう一度再分別してください。」という文字が書かれていました。
 「あれ?本当?何か間違った?そんなはずはないけど…。まさかうっかりして何か・・・?」と不思議に思いながら、服を着替えずに、鞄だけ家に置いて再び外に出ました。手にはビニール手袋を付けて、です。
 そのゴミ袋を開けてみると、中身は私のものではありませんでした。私は、1階に降りてあのおばさんを呼び出し、私の出したゴミではないことを彼女にはっきり言いました。
 おばさんは不機嫌な顔をして私の話を信用しようともしませんでした。翌日、1階の玄関の壁に「不正なゴミ捨てを禁止します」という告知文が貼られているのを見ました。でも、私が「不正なゴミ捨て」をしているわけではないので、気にしませんでした。

 しかし、土曜日の夕方、この前と同じように、私の家の前に一つのゴミ袋が置かれていたのです。再びそれを開いてみましたが、やはり私の捨てたゴミではありません。
 とうとう怒りを抑えきれなくなった私は、急いで1階のおばさんのところへ行きました。彼女の態度はかなり悪く、「ここにいる外国人はあなただけでしょ。だから、あなたと決まっているじゃない。私達日本人はそんなことをしないんだから。」という極端に差別的なことを口にしたのです。
 もう完全に頭にきた私は、「外国人だから悪いってどうして言えるの?私は捨ててないって言ったのに!思い込みで勝手に人に濡れ衣を着せるな!」と強く言いました。
 おばさんは「じゃ、一緒に証拠を探しましょう、あなたじゃないという証拠が見つかったら謝るわ。」と言いました。

 二人は、さっそく鼠のようにゴミをいじり始めました。私の運がいいというか、「清者自清」(潔白な人は無理に人に説明しなくても自然に身の潔白が証明されるという意味です)というか、私はそのゴミ袋の底から住所の書いてある封筒を見つけたのです。
 それをおばさんに見せたら、彼女の顔はたちまち真っ赤になってしまいました。封筒の宛て先には、隣の201号室の人の名前がはっきりと書いてありました。彼女は申し訳なさそうに、私に詫びてくれました。
 この一件で、おばさんが外国人に対して抱いている不信感にとても腹が立ちましたが、彼女のその考えは理解できないこともありません。
 確かに外国人の中にはゴミ捨てのようなことに十分注意を払っていない人も相当います。私自身、ゴミ捨てに対する認識を強くしたのは、日本に来たばかりの頃に、ある出来事に出会ってからでした。

ゴミ分別

 当時、私はまだ千葉県にある日本語学校の学生でした。住んでいた町はわりと静かな町で、夜になると灯るピカピカした街灯と、きれいな街並がなければ、故郷の静かな町の脇道ではないかと勘違いをしてしまうくらいの場所でした。
 アルバイトと通学とを繰り返す日々の中、自分が日本の町の、日本の道を歩いていることなど、とても信じられないような状況でした。
 なぜなら、第一印象で持っていた日本の町のイメージとは、あまりにも遠くかけ離れていたんですもの。何せ、来日してすぐの日本の第一印象は、「大勢の人が急いで行き交う町」でしたからね。

 遠くまで深く伸びていく長細い町並を歩いていて最も印象深かったのは、どの道も明るくきれいで、目に沁み入る緑と、心地よく鼻腔をくすぐる花の香りがあったことです。
 よく目にしたのは、朝、家の前を掃除するおばあさん達の姿でした。私は、毎日清潔で明るい環境を享受していながら、それがどこから生まれくるかを真剣に考えたことはありませんでした。
 ある日の出来事がなかったら、その問題を本気で考えることはなかったでしょう。

 それは普段と変わらない朝でした。ちょうど不燃ゴミの日だったので、私はいつものようにゴミ捨てに行ったのです。ゴミを指定場所に捨てて家に戻ろうとしたところ、突然あるおばさんに声をかけられたのです。
  彼女は私に日本語を連発しましたが、こっちは「おはようございます」しか分からなかったので、対応することができませんでした。
 おばさんは私の呆然とした顔をみて、指で学校の寮がある方向を指しながら、「そこに住んでいる留学生?」と聞きました。「はい」と私はうなずきました。
 次に彼女は日本語でとてもゆっくりと私に話しかけました。「あそこにはたくさんの外国人が住んでいますか?」と。聞き取れた私は「はい」と言いました。
 さらに、「あなたたちは普段いつお家にいらっしゃいますか?」と、質問をしてきましたが、私はちょっと落ち着いて話をしていられなくなりました。そろそろ学校の時間だし、しかもおばさんの質問の意図もさっぱり分からなかったからです。
 じっくり考えるヒマもなかった私は、日本語の文章づくりに頭を絞って、やっと「あの、時間が違うから、えーと、学校の時間には、みんないます。」と答えました。
 彼女が私の日本語を理解したかどうか知る間もなく、急いで「さよなら」と言ってその場を立ち去りました。

 何日かたって、その日の朝のことをさっぱり忘れてしまった私でしたが、学校でふと目を上げると、教壇にあの時のおばさんが立っているではありませんか!
 それは後15分くらいで授業が終わるという頃でした。先生は早めに授業を終え、学校の寮が所属する町の町長さんが、ゴミのことについてみなさんに教えたいことがあると、学生たちに伝えたのです。
 教室内は一瞬騒然となりました。「ゴミのことって教える必要がありますか。これはわれわれの時間を無駄にするだけじゃないですか?」と言い出す学生もいたのです。
 「学生の中に間違った不燃ゴミの捨て方をする人がいるので、町長さんはしばしば不合格のゴミ袋を分類し直すことがあるのです。ですから、町長さんは学校側と連絡をとり今回の機会を利用して、みなさんにゴミの分け方を説明することになったのです。」と、先の学生の言葉を聞いた先生は説明しました。

ゴミ分別

 町長さんは教室に入ってきました。私は彼女がこの前会ったおばさんと同一人物であるとすぐに分かりました。彼女の手の中には、ゴミの分け方について記述した冊子の各国語翻訳版があり、学生の国籍に従って、説明書を配ってくれました。
 学生たちは説明書を見ながら、町長さんの手本を見ていました。町長さんはまず、きれいに洗った各種のトレーやその他のものを取り出して、「再利用」マークの識別方法の説明から始めました。
 次に「不燃物」と「可燃物」の分け方などを逐一教えてくれました。最後に、彼女は紙切れとビニールのゴミを混ぜて、学生に実際にゴミ分けをしてもらうことにしました。
 思いも寄らないことに、なんと彼女の指はまっすぐ私を指しているではありませんか。少しヤケクソになりながら、私は教壇に上がり、1分後ゴミ分けを終えました。
 しかし、町長さんは私の分類した「不燃物ゴミ」を袋から全部出し、その中から一枚の広告紙を取り上げて、その上についているホチキス針を外して、そして不燃ゴミの中に入れたのです。
 正直にいえば、当時、彼女のその行為は日本人の真面目さの証拠だろうとしか思っていませんでした。唯一感じたのは、彼女は「授業のために」そのようにしたのだろうということです。彼女はただ学生に見せるために、わざとそうしているのだと思っていたのです。

 しかし、それから何日か後のある出来事は、私に、日本人が単に人に見せるためにゴミ分けをしている訳ではない、ということを分からせてくれたのです。日本人は確かに自分の住む都市を大事に大事に扱っているのです。
 週末、私は保証人になってくれている人のお宅に招待されました。晩ご飯の後、私は厨房で次の場面を目にしたのです。
 保証人の奥さんとお孫さんがビニールを敷いた床の上で、捨てようとしているゴミを分別しています。お孫さんはとても真剣な表情をしていて、次々と汚れ気味のプラスチックトレーを自分のお婆さんに渡しながら、「後で洗うね。」と言っています。
 その時になって、やっとこの町がなぜいつもきれいなのかということが分かりました。きれいな環境は市民の努力に支えられているからなのです。
 その後の何年かの間、私はこの町のために、分類を間違って捨てたゴミは一つもありません。

 この町は私の故郷ではないし、ただの旅人に近い私の一時的な住所ではありますが、ここの一員である限り、この町が永遠にきれいであって欲しいと強く願っています。


 

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