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日本での社会勉強

作者:未知  来源:贯通论坛   更新:2004-7-11 6:32:00  点击:  切换到繁體中文

 

1.会社作りの話

 中国整体の看板
 
先日ある人と知り合いました。彼は、今ちょうど日本で中国式整体が流行っているので、自分のマッサージ経験を生かして中国式整体の会社を作りたいと思っているということでした。
  彼は中国から1千万円を日本に持ってきて会社を作ろうとしたのですが、日本で会社を作るための手続きについて何も知らないというので、私に頼みに来たのです。私は彼を千代田区の法務局に連れて行き、会社作りの手続きについて尋ね、またそのために必要な資料を買ってきて、ほんの数千円の費用で会社の申請を済ませました。   

 続いて場所探しです。彼は荻窪という街を気に入ったと言っていました。荻窪の駅の周りはまるで貯水池のように通る人が集まり、また留まる場所で、そこなら商売をしやすいだろうと彼は思ったのです。
  しかし私達が物件を見に行くと、良い場所はもう他人に取られてしまった後でした。仕方なく他の場所を探すしかありませんでした。
  ある日私は彼と目白駅の近くに物件を探しに行ったのですが、一日中歩き回って、家賃を聞いたりしましたが、ようやく気に入ったビルもエレベーターが無いため諦めざるを得ませんでした。
  また暫く探したのですが、たまたま駅の近くにある整体院を見かけたので覗いてみると、ベッドが1つきり、従業員も1人きりの小さなもので、しかもその従業員も暇そうに玄関でお茶を飲んでいたのです。   

 帰り道、彼は「さっきの街はやはり商売をする場所ではなさそうですねえ。」と急に言い出しました。「どうして?」という私の質問を聞いて彼は、「目白…、目白とはその名の通り、そこにいたら最後は白目を剥いて死んでしまって、何もかも無くす結果になるんじゃないのかなあ?」とそう答えました。(中国では死ぬことを目が白くなるといい、とても縁起が悪いイメージがあるのです。)
  その馬鹿げた答えを聞いた私は、「自分でそう思ってるなら、どうして早く言わないの!?こんな苦労して探さなくてもよかったのに!」と、心中ひそかに思いました。   

 その後ようやく私達は、会社規則や決算日、持株の割合などのことを決め、弁護士事務所で公証手続きを済ませて、会社を設立しました。しかし意思決定から会社の公証化まで2ヶ月もかかってしまい、その上マッサージ用具と家賃の支払いなどで300万円も取られてしまいました。そのため資本金が株式会社の設立基準に達しなくなり、有限会社にすることになってしまいました。

2.リフォーム会社

 日本の経営学者達が書いた本を読むと、日本企業での研修はすばらしい効果があると思い込んでしまいがちです。本の中の研修はまるでマジックのように、新卒の大学生をたった1ヶ月間で、立派な企業戦士にしてしまう話が多いのです。
  でも実際は日本の大手企業でも、名も知られていない時期は大変だっただろうし、不景気真っ只中で経営状況の厳しい中小企業にいたっては、そんな簡単な話なわけがありません。
  会社が大きくなれば勝手に優秀な人材が集まってきますが、まだ規模が小さい会社は、まるで運試しのようなことをしているのです。   

 木造家屋
  ある日、朝刊のチラシにリフォーム会社の募集要項を見かけました。要項はセールスマンの募集であり、研修期間があると書いてありました。研修期間中も給料があるとか、能率給もある等の条件も書かれていたし、ちょうどその時、子供を近くの幼稚園に入園させるための在職証明書も必要だったので、電話を掛けてその募集に応募したのです。
  面接を受けて私は採用されました。初日から3日目までは研修期間でしたが、子供の入園のことがずっと気になっていた私は、初日にその会社の社長に在職証明書を頼みました。
  その会社は主に住宅外壁の塗りなおしの業務をしている会社でした。日本の家はたいてい木造ですから、家を長持ちさせるため約6、7年ごとに外壁の塗りなおしをしなければならないということです。   

 研修とは、主に社長の経験談を聞くことです。以下はその社長の経験談の概要です。   

「まず皆さんは恥ずかしがり屋でいてはいけません。堂々と仕事をしてください。もし皆さんがもじもじしているとお客さんは信頼してくれませんから、皆さんの説得は十分に効果が出ません。   
 第二に、皆さんは人に対して親切にしてあげなければなりません。皆さんと会う方々は皆私達のお客さんになる可能性があるからです。
 第三に、服装をきちんとしなければなりません。でも制服にはしないでください。それはお客さんに重苦しい感じを与えてしまうからです。
 第四に、お客さんに我社の価格を覚えてもらうようにして下さい。また、お客さんの立場に立って説得するようにして下さい。   
 第五に、上手に話をすること、上手に話題を探すこと、お客さんが納得してくれるまで諦めずに薦めること。
 第六に、相手の反応を見逃さないようにして下さい。お客さんの気が緩んできたら、一気にお薦めし、絶対に中途半端な事をしてはいけません。
 最後に、ぶっきらぼうな人に当たったとしても絶対に良い気持ちを保ち続けて下さい。もしそういう人に会ったとしても、その人はきっとセールスマンのことが嫌いなのだと思ってさっさとそこから離れればいいのです。そういう人の態度があなたの気分に悪い影響を及ぼさないように努力してください。その悪い気分を次のお客のところに持っていかないためです。態度の悪い人は、ナスかカボチャかジャガイモだと考えればいいのです。」

 3日間の研修中、そんな屁理屈を繰り返されるばかりでした。価格表の暗記にも皆飽きてしまいました。でもいよいよ実戦開始です。課長は念のために毎朝、研修を受けた4人をすでに決まった住宅地に車で送りました。その住宅地にある家で、外壁にヒビの入っている家はすべて私達の営業する対象となっています。
  しかし実戦開始の初日の結果は3、4時間も歩き回ったのに、1件も取れませんでした。2日目も同じ結果でした。3日目、私は子供の体調が悪くなったので休みを取りました。それから3日後、子供の病気が治ったので私は再び会社に出勤しましたが、もう来なくていいと言われてしまいました。でも元々この胡散臭い勧誘の仕事に自信があるわけもなく、それきりすっぱり諦めました。   

 その月末に私はその会社に電話で給料のこと問い合わせたのですが、5日間の給料はせいぜい1万円くらいだし、会社から在職証明書をもらったおかげで子供が入園できるようになったということもあるので、こちらが給料を請求しない限り、出した証明書も取り消すことはない、などと返事されました。
  その意味は誰にでも分かるものでした。まして私は契約を一件も取れなかったので、給料をもらわないということで話がつきました。

 今回の研修を通じて、セールスノウハウを身に付けることは出来ませんでしたが、やくざな押売り会社の手腕を見学することができました。

3.保険販売

 求職中に新聞のチラシをぺらぺらめくっていた時のことです。生命保険のセールスマンについての募集要項が多いことに気がつきました。しかも募集する対象はすべて25歳から35歳までの明るくて話し上手な女性と決まっていました。
  採用された場合は1ヶ月目に半月間の研修期間があり、給料は12万円くらいです。2ヶ月目から給料は定額制となり、基本的に1ヶ月間で契約を2件以上取れたら給料をもらい、その上ボーナスもあるというのです。「かなりおいしそうな仕事じゃないの。試してみる価値はあるわ!」と私は思いました。

 さっそく家から近い会社に電話をしてみました。さすがはセールス業務をメインとする会社だけあり、電話の応対はとても明るいものでした。
  向こうは私が外国人だと分かると、その応募を断りましたが、何度も重ねて謝り、しかもまた機会があればというようなことを言ったので、断られはしたものの気分は悪くなりませんでした。

 続いてもう1つの会社に電話をしてみました。今度の会社はとてもさっぱりしていて、私の面接をその日の午後に決めてくれました。
  15分くらいの面接を終えると、私の明るい人柄を認めてくれたようで、採用してくれました。次の月曜日から私は会社の研修を受けることになり、入社手続きもきちんとしてくれました。その時いろいろな証明書の提出を求められましたが、やはりお金のからむ事になるとみんな慎重になってくるものなのですね。

 半月間の研修は少々厳しいものでした。言葉遣いから接客態度、立つときのマナーまで、1つずつ細かく練習させられました。それにわざわざ本社から人が派遣されて、研修内容を逐一示してくれました。
  研修が終わると、次は業務や担当する地域を熟知することが求められます。従業員はそれぞれ自分の担当する地域があり、地域内の住民の名簿や周辺地図を持ち歩いているのです。
  従業員はそれぞれ担当する地域に行き、実際にそこのお宅を訪問することを始めました。研修で習ったステップに従い人の家のブザーを押し、その家のご主人が出ると、まず自分が某保険会社の者で、その地域の業務を担当しているということ、これからお世話になりますなどの自己紹介のような話をしなければなりません。
  次に会社の宣伝用の景品をその人に渡すのです。地域内で将来顧客になる可能性のある工場やお店などには頻繁にプレゼントを贈らなければならず、その上まめに会社の景品をそこの休憩室や食堂に配りに行かなければなりません。相手に自分の会社の名前をよく覚えてもらうために、そこで従業員達の来るのを待ちつづけて挨拶したりすることもよくあります。

 仕事を始めてから1ヶ月後、頑張ったにもかかわらず契約は1件も取れませんでした。仕方がないので夫と子供に保険をかけることしかできませんでした。
  2ヶ月目になり、私は自分の担当する地域を無視して、友達に懸命に薦めました。友達の家庭も裕福ではないので、1ヶ月過ぎても1件しか取れませんでした。
  何とか給料を手に入れたいと思い、歯を食いしばる思いで、自分にも保険をかけてしまいました。また夫の保険をもう1つ増やしました。それでやっと会社の基準に達しましたが、もうこれ以上耐えられないと思い、その仕事をやめてしまいました。

 ある料理教室で、何人かの主婦とおしゃべりをしていた時、彼女達にも同じような経験があることを知りました。しかもその中には4件もの保険の支払いのためぎりぎりの生活を送っている人もいるのです。
 最近、生命保険詐欺や、ある主婦が巨額の保険金を手に入れるために夫と他人の食べ物に毒を入れたという殺人事件の事を頻繁に耳にします。その主婦が詐欺によって得たお金はなんと3億円にも達しているといいます。
  その時ふと「もし、夫が…」と思ってしまったのですが、「なんてばかなの!」と、慌ててその変な考えを頭の中から追い払ったものでした。


 

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